最近、SNSを見てると高くなりすぎて家探しのテンションが下がってる人増えてますよね。
だって2年前に8,000万で売れたマンションが、今年に入って1億で売りに出たり(同じタイプの階数が違う部屋)、安さがウリのエリアだったはずなのに人気エリアの相場を飛び越えてくる。
今年に入ってSUUMO見ながら「オイ、ウソだろ(*_*)」って何回言ったことか・・。
皆さんが探してるエリアではどうですか??
売主サイドからすれば、同じマンション内の別の部屋が高値で売れたり、周辺の成約事例を見せられるとそりゃあチャレンジ価格で売りたくなるもの。(私も絶対同じことやる・・売れるかは別問題^^;)
エリアによって相場も異なるけど、肌感覚では2021年の夏頃がピークでそこから1割近く高い価格で売り出した物件は動きが止まってるのでは?と感じます。
所得が上がらない限り、買える予算には上限値がありますからね。だからこのまま上がり続けることは考えられない(※富裕層が好むエリアや注目を集める新築マンションを除いて)
今はその地域を好んで探す人の予算感と大きなズレが生じてる。だから在庫が増え続けているのだと思います。
このままじゃ文京区で探す人がどんどん少なくなるよ。晴海フラッグは坪300万前後かぁ!!こっちの方が魅力的ですよね(^◇^;)
文京区推しの私としてはもう少し買いやすい価格帯まで落ちてほしい(ポジトークですm(__)m)
さて、今回は視聴者さんからこんな相談をもらいました。
2つ目の「不動産価格はいつまで高騰を続けるのか?」については多くの人が関心があるのではないでしょうか?
ということで、住まいるTVで特集しました。
こちらからご覧いただけます。
02:45 ①まんぼう解除で不動産価格や需要はどうなる?
04:06 ②今、23区でマンション買うならいくら必要?
05:23 ③不動産価格が高騰した理由
06:54 ④中古マンション市場に変化の兆し
※ちなみに自主制作なので「参考になった!おもしろかった!」と思ってもらえたらイイね!やチャンネル登録してくれるとめちゃくちゃ嬉しいです。
この記事の目次
動画内で解説した資料がこちら
①行動制限が解除されたら不動産取引が活発化し、今よりも価格が上がるとは思いませんか?
私はまん延防止等重点措置が解除されただけでは不動産価格に大きな変化はないと思ってます。
その理由をこの表を使って説明してます。
これは東京23区、専有面積が40㎡以上の中古マンションの成約件数をまとめたものです。
期間は2020年1月〜2022年2月まで。
注目して見ていただきたいのは1回目の緊急事態宣言が発令された2020年の4月と5月。
どのエリアも例外なく成約件数が大幅に落ちましたが、それ以降は大きな変化は見られませんでした。
中古マンション市場においては”行動制限”による消費の落ち込みは1回目の緊急事態宣言の時だけだったんです。
コロナ禍とは言え住宅需要は必ずあるので必要なタイミングで行動する人がいる!ということですね。
ということは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が再度発令されても大きな影響はなく、不動産価格に何か変化が起きるとしたら?他の要因が組み合わさった時だと考えられます。
②今、23区でマンション買うならいくら必要?
2022年3月17日に公表された不動産経済研究所のデータを使って説明しました。
引用元:不動産経済研究所|首都圏新築分譲マンション市場動向2022年2月
東京23区の中古マンションの売出情報はこちら(2022年3月25日時点)
③不動産価格が高騰した理由は?
価格が高くても売れた最大の要因は超低金利が続いているから〜と解説しました。
資料はこちら。
2008年は変動金利を選択する人が37.3%しかいなかったんですね。
今となっては変動金利は最大優遇が獲得できれば0.3%台で借りれられる時代です。
交相が公表している不動産価格指数
マンションを見ると2013年から右肩上がりに上昇してますが、その動きに比例するかのように変動金利を選ぶ人が増えています。
1回目の緊急事態宣言の解除後、巣篭もり需要で前倒しで探す人が一気に増え在庫が枯渇したことが短期間での価格高騰を招きましたが・・その背景には超低金利の影響があったからです。
④不動産価格はこのまま高騰を続けるのか?
コロナ禍の影響で不動産価格は高騰を続けてきましたが、最近になって「潮目が変わったかも」と思わせる兆候として「在庫の増加」を挙げました。資料がこちら。
東日本不動産流通機構「月例マーケットウォッチ」2022年2月度
文京区の中古マンションの在庫件数の推移がこちら
2021年6月を起点に在庫が増加に転じ12月には前年同月比を上回り今年の1月、2月と在庫が増えるスピードが増してます。
一般的に在庫の増加は価格の下落をもたらします。
「在庫が増えた!」ということはこれまでのような短期間での価格高騰は抑制される要因になる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
詳しくは動画で解説していますので、興味ある方はご覧ください。
動画内で話した内容はあくまで個人的な見解です。全く異なるご意見もあると思います。
最新情報はtwitter、個別で相談等ありましたらDMか問い合わせページから頂ければ回答します。
文京区の売出物件の良し悪しについてはLINEのオープンチャットでやってます。
興味ある方は連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。