これからマイホームの購入を検討する方にとって最も気になるのは「2023年も不動産価格は上がり続けるのか?」ですよね。
私の勝手な推測ですが、文京区で最も需要がある築浅3LDKは高止まり。上昇相場で連れ高になった特徴のない物件は値を下げざるを得ない状況になると思います。
新築マンション
建築資材の高騰・供給減等でデベロッパーは安く売る理由がない(価格には期待できない
中古マンション
シングル・ディンクス向け(50㎡未満)・築古・リノベ再販は調整局面入り
土地・一戸建て
今年は上がる雰囲気はない。売れ行きは鈍化傾向か・・
そう思う理由は?
成約数が落ち在庫数は増加。
大幅に価格改定する物件が増えてきているからです。
不動産業界はこれから繁忙期を迎えます。
3月までに「売りたい」と考える売主は多いし、特に売出開始から2〜3ヶ月経過している物件であれば価格交渉にも応じてくれる可能性は高くなります。
気になる物件が見つかった際は、ぜひ担当者に相談してみてください。
ご相談いただければ私からもアドバイスします。
今回のブログは、住まいるTVで特集したこちらの動画の補足説明です。
【2023年最新相場】マンション価格はさらに上がるのか!?
2022年の不動産市況はどうだったのか?成約事例を基に振り返り、今後の不動産価格の動向を占いました。
動画内で紹介したグラフは全て↓に貼り付けています。
気になる指標結果があれば画像をダウンロードしていただき、物件の購入・売却を検討する際にお役立ていただたら幸いです。
それでは、順に紹介していきます。
この記事の目次
2022年不動産市況の振り返り(東京都)
2023年1月13日(金)に東日本不動産流通機構が12月度の「月例マーケットウォッチ」をリリースしました。
資料はこちら
新築は高値更新が続くが「中古市場に何か変化はないのか?」
東京都中古マンション、直近3年間の成約状況をまとめました。
赤字の折れ線グラフは成約件数でカッコ内は平均専有面積。
青字の折れ線グラフは平均成約㎡単価でカッコ内は平均築年数を表示してます。
濃い青色の棒グラフが新規登録件数。
薄い青色の棒グラフは在庫件数を表示しています。
価格が短期間で高騰したきっかけは2022年4月。
1回目の緊急事態宣言。
グラフを見ていただくと、解除後の6月を起点に価格が上昇しているのがわかります。
中古戸建・新築戸建・土地も同じく上がりました。
東京都中古マンションについては、10年間の価格推移もまとめました。
画像をダウンロードしていただき拡大してご覧ください。
2023年、不動産価格は更に上がるのか?
東日本不動産流通機構が公表している過去の成約事例、そして今の市況の雰囲気を感じ取ると・・。
2023年は?
1.新築は地価や建築費の高騰で下落する状況ではない
2.都心・駅近・再開発など利便性の高い好立地の不動産は高止まりが続く
3.中古は需要の先食い、インフレの加速、強まる先行き不透明感から売れ行きが鈍化傾向
4.上昇相場で連れ高になった特徴のない物件は値を下げざるを得ない状況になりそう
皆さんはどう思いますか?
動画内で紹介したグラフです。
東日本不動産流通機構の調査結果は、レインズに成約登録された物件のみが対象です。
全ての取引結果を把握することはできませんが、各地域、値上がり率は違えど同じように推移してますよね。
2021年は全ての地域で前年比で成約件数が増え、2022年は一転マイナスへ。在庫も増え続けてます。
コロナ特需で不動産価格は高騰(2020年〜2022年)しましたが・・。
・海外の情勢不安やインフレの加速、強まる先行き不透明感
・需要の先食いで探す人が少なくなった
・不動産価格が高くなりすぎて購買力が落ちている
今年が終わり2023年の振り返りをする時には、平均成約㎡単価が前年比でマイナスに転じる地域が出てくるのではないでしょうか?
上昇・横ばい・下落と地域格差が広がりそうです。
他の指標が気になる方は、東日本不動産流通機構が公表している結果をチェックしてみてください。
文京区で買うには予算はいくら必要?
売出価格は売主が「いくらで売りたい」という思い入れが加味された価格。
それが高いのか?安いのか?どう思うかは人それぞれの価値判断で基準が違います。
売主からすれば物件を気に入ってくれる買主が1人見つかればいいわけですが・・。
これから探す人にとっては希望エリアの条件に近い物件がいくらで売れているのか?最新の相場は知っておきたいですよね。
ポータルサイトで見る”売出価格”ではなく”成約価格”
ということで、2022年の成約事例と売出事例から最新の相場と傾向をまとめました。
中古マンション
文京区で最も人気なのはファミリー向けの3LDKです。しかし、需要に対して供給が少ないので、広くなるにつれ成約坪単価が高くなるのがわかると思います。
他の地域も同様ですが、文京区は特にその傾向が強いです。
駅別・学区別で比較すると「春日・後楽園」エリアが目立ちますよね。
この数年で最も上昇しました。
駅前再開発で誕生した「パークコート文京小石川ザ・タワー」を筆頭に周辺の地価が高騰。
駅周辺のブランドマンションは驚くような価格で取引されるようになりました。
昔から人気の湯島、本郷三丁目、春日・後楽園、茗荷谷。
学区だと、窪町小学校区と誠之小学校区。
築浅でこのエリアで探そうと思うと、70㎡で最低でも13,000万前後はします。
ここまで上がるとは誰も予想できなかったですよね(⌒-⌒; )
※学区別の結果についての補足ですが、成約件数が少ない地域は住宅地(住居系用途地域)が大半を占めるエリアです。戸建が中心で分譲マンションの数がそもそも少ないからです。
土地・新築戸建
土地と戸建は個別的要因が強くエリアや道路付け等によって大きく変わるので一概にこれが相場だとは言えません。
そのため、どこのエリアで物件が出やすいのか?坪単価別に昨年の売出件数を町別にまとめました。
例年同じような結果になるのですが、本駒込・大塚・白山・千駄木・千石が物件が出やすいエリアです。
このエリアで探す場合は比較検討しやすいですが、その他のエリアで探すとなったらそもそも出物が少ないので選択肢は限られます。
物件を探す際の一つの参考材料として使ってもらえたら幸いです。
文京区に住もう|LINE公式サイトオープン
最後に宣伝です。
このサイトは私が作りました。
サイトを見て関心を持っていただけたら友だち追加してもらえると嬉しいです(^_-)
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文京区の最新物件情報・地元企業ならではのお役立ち情報がLINEで受け取れます。
文京区で購入・売却をご検討の際にはぜひご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。