昨年の話
保育園でインフルエンザが流行る中、2歳の娘が風邪をひいた。
朝、熱を測ったら38度。近くの病院に連れて行く。
検査の結果、「インフルエンザA型」と診断。
薬を飲ませ十分な水分と消化のよいものを食べさせ様子を見る。
一般的に、発熱は3日間程度で治まるらしい。
翌日、私は仕事に行き・・妻が看病している中で状況が一変する。
熱性けいれん発症
朝の段階では食事も水分も取れる状態。
薬を飲ませ様子を見ていたらしいが・・。
11時ごろ。熱が39度を超え嘔吐を繰り返す。
そして、けいれんを引き起こした。
始めは手足がぴくぴく。けいれんは2~3分続く、意識は朦朧としている。目は見開いて焦点が合わなかったり呼吸も苦しそう。
この時、熱は40度。
こんな高熱は初めての経験。
妻が救急車を呼ぶ。
・・
・・
連絡をもらいすぐに戻ると、自宅前に救急車が停まっていた。
近づいても中の様子はわからないので、ノックをして名前を名乗り乗車する。
憔悴しきった子供の姿。
救急救命士さんに意識がなくならないよう「名前を呼び続けてください」と言われる。
妻と二人で声をかけ続ける。
この日は週末。
受け入れ先の病院を探すのに時間がかかる。
候補は「都立大塚病院」「日本医科大学付属病院」「東大病院」
救急車が到着してから20分くらいは経過しただろうか。
漸く「東大病院」に向かった。
到着後、子供は処置室へ。親は待合室で待つよう指示される。
先生に呼ばれるまでの時間。
不安が押し寄せる。
・・
・・
看護師さんが呼びに来た。
急いで子供の元へ。
先生からの「落ち着きましたので大丈夫です。」という言葉に無事でよかったと安堵。
病名は「有熱時痙攣群発」
今だから書ける話ですが、この時はめちゃくちゃ心配しました。
もし娘に何かあったら・・と考えると不安でしょうがなかったです。
「熱性けいれん」
我が子がけいれんを起こした姿を見ると、初めて経験する親御さんはパニックになると思います。
うちの場合は妻がすぐに救急車を呼びました。
先生から言われましたが、熱性けいれんが続くようだと障害が残る可能性があるそうです。
まずは熱を下げることが先決で、インフルエンザに対する治療を行い、意識状態が改善し痙攣の再発がないか経過観察が必要とのことで入院することになりました。
日常生活動作や認知機能・話す言葉に問題なければ退院する流れ。
翌日、検査結果も問題なく子供も元気になったので退院となりました。
食事や入浴、運動の制限もなく、通院の必要もありませんでした。
けど、再発する可能性はあるので注意が必要です。
東大病院入院費はいくら?
「他の患者への感染の危険性が高い患者」ということで、シャワー室付の個室に案内されました。
結果、自己負担額は500円ほど。
付き添いは妻。寝具のレンタル等で掛かった費用は別途あります。
もっと費用がかかると思っていたので、驚きました。
詳しいことはわからないので、こちらをご覧ください。
ホームページ文京区|子ども医療費助成について
熱性けいれん遺伝的な要因
先生に親やきょうだいなどに熱性けいれんがあった場合は、引き起こす可能性が高いと言われました。
私自身が幼児期に高熱を出すとひきつけを起こしていたのです。子どもに申し訳なく思います。
習い事で水泳を始め、スポーツをやるようになってからはなくなりました。
娘にも同じようにやらせたいと思います。
保育園での対応
インフルエンザ完治後、保育園の先生(看護師さん含む)と面談がありました。
入院の経緯、病名、治療方法について。専門的なことはわからないので病院からもらった資料一式を渡します。
今までは37度5分を超えると保育園で少し様子を見てから対応する流れでしたが・・。熱性けいれんを起こしたことで、37度5分になるとすぐにお迎えが必要になりました。
最後に
娘が入院中、同じような症状で心配された親御さんが書いたブログ記事。周りの人たちの体験談「うちもこんなことあったよ」という話を聞いて勇気づけられました。
断片的な記憶をもとに書いた記事ではありますが、同じように誰かのお役に立てたら幸いです。
今日は特に寒いですね。夜中~明け方に雪が降ってました。インフルエンザにはくれぐれもお気をつけください。
文京区にある「駒込病院」ではこんな訓練をしたそうです。