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本は好きだけど・・・。
人から勧められたものにはあまり関心を示さない。けど、今回は別物。
裏表紙の紹介文を見て、一気に読み上げてしまった。

学歴も経験も関係ない。
すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。
大学を卒業して、松尾が入社したのは不動産会社。
そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給挨拶がわりの暴力が日常の世界だった。

物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。
ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。
松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。

第36回すばる文学賞受賞作
狭小邸宅|新庄 耕 裏表紙:紹介文より引用

66c19942ab4ba346fdb64ccc04cde373 狭小邸宅|強烈!これから不動産業界に就職したい人は見ないほうがいい?

狭小邸宅(集英社文庫)
著者:新庄 耕(しんじょうこう)
wikipediaはこちらから
2013年2月刊行
第36回すばる文学賞受賞作

 

◎狭小住宅|第36回すばる文学賞受賞作

本を読み上げてから、色々なレビューを見たけどてっきり著者の方が元不動産会社で実際に体験したことを書いたのだと思ってました。
取材を通して描いたものなんですね。

いやぁそれにしても内容がリアルで実際に体験した人じゃないと書けない内容です。
不動産売買に属していて、ある程度経験をされてきた人だとこのモデルとなった会社はどこかは容易に察しがつきます。
・サンドイッチマン(これは今でも見るかな・・)
・ノルマ(案内件数)は平日に1件、週末に2件づつ
・アポが取れなきゃ帰れない

まだ20代前半の頃、職種は違えどイケイケ営業の不動産会社に就職した頃を思い出します。
今こそ、「ブラック企業」とメディアが取り上げ、時代の変化とともにゴリゴリの営業会社は淘汰されてきてるけど、一昔前は不動産業界に限らず営業会社は会社からの強烈な「ノルマ」「長い拘束時間」、上司からの「圧力」は当たり前で売れないやつは「休みなし」という風潮でした。
まぁ就職する前にこの本を読んでたら辞退してたでしょうけど・・^^;

当時はこれが当たり前なんだと思い込み、「金にならないプライドは捨てろ!」と上司から言われ、この主人公と同じような気持ちで日々過ごしていました。辛かったな。
毎日、辞めたいと思ってました(笑)

今の若い世代の子がこの本を読んだらどう思うのだろう・・・。
今はここまで強烈な会社はないだろうけど、「これから不動産業界に就職したい!」という学生にはちょっとハードな内容ですね。

けど、本の中で出てくる主人公の上司は営業としての本質を突いています。
こんな方にはとても参考になると思いますよ(^^)
・不動産に限らずBtoC営業でなかなか数字が上がらず悩んでいる方
・部下(特にゆとり世代)のマネジメントに悩んでいる方
・昔の不動産会社のリアルな営業実態を垣間見たい方

昔を思い出し、改めてこの仕事を通して自分を表現したい!と思わせてくれる良い本でした☆

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